~ 国 I 官庁訪問 体験メモ ~


公務員に限らず、面接の際は、
どんなことに対しても具体事例をもとに論理的に自分の考えを相手に分かりやすく説明できるか
を求められているのを忘れずに
 

ちなみに、素の自分を見てもらいたい&志望順位での嘘は許されないと考える人がいるが、
以下を考えてください(知り合いの人事担当者にこう言われた)
官庁&企業の採用する側に立ったとして
以下のA、B二人が志望順位以外の部分は全て同じ評価だったとして、
A. 生真面目に第2志望です。
B. (嘘かもしれないが)はっきり第1志望です。
このように答えた場合、どちらを採用したいか。

Aの人=共に働くことになって公開できない秘密に対し、正義感等から守れないのではないか
と思ってしまうのだそうです。
どうするかは本人の自由であるし、
本人が能力的かつ人間的に非常に魅力的ならばどこでも採用してくれると思われるが
採用の可能性を低めていることに変わりないかと思う。


事前にすること(あらかじめ考えておく or メモして当日に持参する)

    志望動機(なぜ公務員か?&なぜその志望官庁か?)
        民間がイヤというのは好まない人が多いので、自分は○○省or○○庁に入って△△したいとかがセオリーか?
        その官庁に入って具体的にやりたいこと(2つ以上必須、3つ以上推奨)
      院生の場合はなぜその専門性を生かした方向にいかないのか
      学部生の場合はなぜ現在の専門に近い方向にいかないのか
        社会人の場合はなぜ現在の職場を捨てるのか(入社当時のことも含めて)(注:これは聞いた話です)
        ※どれもネガティブな説明になってしまうのは良くないので注意すること

    他の志望について
        訪問する省庁毎に、その省庁を第1志望にして、第2や第3の他省庁と志望動機のつじつまを合わせること
    (つじつま合わせが大変なら欄の数書くのではなく、2つにしておくのもアリ)
        民間は結構突っ込まれるので注意(つじつま合わせが大変になるから)
        民間の欄があるところは、MRIとかのコンサル系を一つあげておけばよい
    (私はMRIを書いたがつっこまれなかった。友人でJRを書いてつこっまれていた)
        他省庁はどうだったかと聞かれることがあるが、否定的な意見は×なので、当たり障りのない建設的なものを
                (これこれについて、こういう視点について、何々が、興味深いと感じたetc.)

    自己PR関連
        自己性格分析、長所、短所(具体事例をあげること、短所はどう克服しようとしているかも含めて)
        訪問先に対して、自分のどの部分を売るか(訪問先に自分のどの部分の能力を買ってもらいたいか)

    修論or卒論or専攻の内容を簡潔に(その研究の意義等も含めて)
    大学生活で力をいれたこと&そこから学んだこと(学業、アルバイト、ボランティア等、何でも可)
    体力があることを示せるような活動(細めの人のみ聞かれる模様)

    語学力、スポーツ、特技、趣味、資格免許
    夢、最近感動したこと、今まで体験した挫折

    連絡先、学歴、職歴
    (学業での優良可の割合を書かせるところもある)
    受験区分、1次試験受験地、受験番号、席次

    ※官庁訪問する予定の省庁が、普通の面接主体か、原課面接主体かを調べておくこと
           面接部屋での面接のみ/原課面接のみ/混合etc.
           進んでいくとディスカッションやプレゼンをさせられる省庁もあるが、これは通常の民間企業の場合と同じ

官庁訪問時

    訪問(面接)カード
   (H17夏期:消防庁、国税庁、農林水産省、経済産業省、特許庁、国土交通省、環境省、H17春期:国土交通省、特許庁は 事前記入、
   他省庁志望の人も参考のため見ておくこと)
       受付を済ませると、30~60分程度で記入することになるので、事前のメモを見ながら丁寧な字で埋める。
       事前のメモがあっても、時間的に厳しくなることがあるので、すみやかに。

    面接時
        訪問した場合(原課面接)は、何局何課のなんという名前(+役職)の人か
            後々の面接で聞かれることになる
            周囲の人と情報交換する際、自分がどう進んでいるのかの目安になる
            名刺をくれるかどうかは人による(評価の良し悪しに関係ない)
            名刺をもらった場合、話中は自分の(右)手前に置いておくのが最低限のマナー
            ※役職は名刺か、原課面接時は執務室入り口の座席表に書いてあるので要チェック

       業務の説明を受けた場合
            後々の面接での話題となるので
            何をやっているのか、今何が課題か、それについて自分はどういう意見をもつか
            話の途中でのメモは会話の妨げになってしまうので、する場合でも最低限に

    待ち時間(=拘束時間)
       可能な限り先の面接時の内容(会った人(+業務内容関係)と失敗点)をメモ
       失敗点をもとに自分の答え方や方向性を微調整&修正(極端な方針転換は墓穴を掘ることになるので×)

    評価について
       こちらの目に見えてしまう省庁もあるので、注意を払うこと
       ○●、◎○△、ABCDE、54321等、2~5段階での評価

    おしまいに(省庁によるが)
       最後に採用担当官と面接する場合は特に気合いをいれること!
       他の人との面接も参考にするが、最終的にその人が一緒に働きたいかで採るかどうかを決める
       他の面接官の一人が駄目だったからといって、悲観的にならないこと
        (説明会、OB訪問等で、採用担当官に顔を売っておくのも有効)

    終わり方について
       何かあればこちらから連絡します → ×(民間でいう、”縁がなかったということで”に相当)
       次に進んでもらう場合は△日の◇時までに連絡します
          →△日が翌日以降であっても、たいていその日の夜に連絡がある省庁もある


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